マネジメント基本と原則:まえがき

小磯卓也

小磯卓也

一章ずつ、一生を変えると思い読んでほしい一冊

先行き見えない現代において今を、未来を、切り拓くためには言葉を正しく理解し、正しい行動を組織で促すことが、何よりも大切であると気付かされた一冊であった。「組織とは何か?」「マーケティングとは何か?」「マネジメントとは何か?」…をあなたは、自分自身に、他人組織に、正しく説明することができるだろうか?言葉の定義を間違えて伝えることは個人・友人・家族・会社・同僚・取引先までの運命まで変えてしまう。そんなことを思いながら一章ずつ、一生を変えるで、熟読しました。

目次

はじめに

経営書の殆どが「内」なるマネジメントの使命・目的・役割から入るのに対し、本書はマネジメントの使命、目的、役割を「外」から入り、課題にそれぞれの 次元において何が要求されるかを見てからマネジメントのための組織と仕事を見ている。それが大きな視点の差を産み、大きな効力を産むことを教えてくれる。
 日本でも企業も政府機関も、構造、機能も、戦略に関して転換期にある。近年ではSDGs、Society5.0など、よく耳にするようになった。それは多くの人が、「外」でなく「内」なる視点から見ていたからであると気づかされます。転換期にあっても、変わらざるもの「基本と原則」を認識することが大切である。

原文:P・F・ドラッカー  編訳:小磯卓也

言葉とは、誰から教わるべきか?

われわれは知らない言葉を聞くと、誰から教わっていたか?是非思い出してほしい。育て親はもちろん。紀元前は「思想家」「寺子屋」… 一昔前は「先生」「辞典」…から教わっていたのではないだろうか?現代では「SNS」で知らない言葉と出会い、「Google」「Wikipedia」で意味を調べる若者が多くなっているのではないだろうか?では本題である「マネジメント」という言葉を、誰から どのような「日本語訳」を教えてもらうべきだろうか?

言葉とは、誰のものか?

「マネジメント」とは何か調べたところ、このようにメディアによって様々な解釈がされている。マネジメント(Management)という外来語を、無理やり「日本語訳」にすると、管理・経営・運営などに翻訳されるということ。P.Fドラッカー氏が「まえがき」で述べている、マネジメントとは下記の通りです。(※注目すべきことは、マネジメントを内から見ていること。本来、マネジメントとは外から見ることで、物事を正しく理解し、正しく行動を促せると言えるでしょう。また「組織」という言葉を使っていることも、必ずしもマネジメントとは、企業だけのものではないという真意を理解することができるでしょう。本書で、私のマネジメントについての「集大成」と断言しているほどです。言葉とは解釈する立場によって意味・伝わり方まで変化することが理解できます。)
組織をして高度の成果をあげさせることが、自由と尊厳を守る唯一の方策である。その組織に成果をあげさせるものがマネジメントであり、マネージャーの力である。成果をあげる責任あるマネジメントこそ全体主義に代わるものであり、われわれを全体主義から守る唯一の手立てである。
Peter Ferdinand Drucker
マネジメントとは?

言葉とは、どう理解すべきか?

「マネジメント」=管理・経営・運営と日本語訳しているメディアが、間違っていると言っているわけではない。どのように言葉を理解するべきかは「自分の存在意義」をどのように捉えているのか次第で解釈が代わるということです。P.Fドラッカー氏も、5つの質問「われわれの使命とは何か?」「われわれの顧客とは誰か?」「顧客にとっての価値とは何か?」「われわれの成果とは何か?」「われわれの計画とは何か?」の答えこそ、重要視している。以下に理解しやすいように事例をあげよう。
ピータードラッカー

ピータードラッカーPeter Ferdinand Drucker

記事一覧

ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系オーストリア人経営学者。「現代経営学」あるいは「マネジメント」 の発明者。 他人からは未来学者と呼ばれたこともあったが、自分では「社会生態学者」を名乗った。

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